2012/09/13

古いヤツだとお思いでしょうが・・

備え付けのピアノがない会場で演奏するとき用に…と、エレピとアンプをGet♪
お世話になっている音響関係のプロから破格値で譲っていただいたのだ。

ピアノは10年ほど前のモデルで、それほどくたびれ感のないグッドコンディションなやつ。一方、アンプは30年以上も昔の国産キーボードアンプで、80年代の匂いぷんぷんなシロモノ。たしか自分が学生時代に発売された機種で、現在も海外のネットオークション等では「vintage amp.」として流通している古くさいアンプだ。

KORG SP-100
ROLAND CUBE-60

ところがこの古臭いアンプ、なかなかフトコロの深い響きがあって、やわらかな良い音がするので驚いた。今まで借り物で使用していた新しめの米国製キーボードアンプも、音の輪郭が明確でクリアな良い音がするのだけど、ちょっとトゲトゲした音質。それに較べてこのロートル・アンプは良い具合に角の取れた温かい音がする。

管楽器や弦楽器なら、製造された年代の材料や状態によって音が違うことはよく理解できるが、電気モノは新しいに越したコトはない、と、何となく思っていた。しかし、やはり電気モノでも「古いヤツはダメ」とは決めつけられないことを実感した次第。

とは言ってもat!の場合、備え付けのピアノがある現場でのライブが多いので、このピアノたちが登場する機会は少ないけれど、ライブで見かけたらいつもよりちょっとだけ注意して耳を傾けてみてください。(知)

2012/09/02

ジャンルとかカテゴリーがどーでもいい件。

at!でやる音楽は…ノンジャンルで、コレ楽しいな、いいな、と感じたモノをやりたいように演奏することにしている。つまり、ジャンルとか形式にこだわらず、ワシらの好きなようにやるけんね!ってこと。雑食系と称しているのは、そういうことだ。

そもそも個人的には、音楽をカテゴライズしたり、ジャンル分けする必要性をあまり感じないので、自然とそうなった。まあ、ジャンル分けされていれば、お店でCD探すときに助かるし、「どんな音楽が好きですか?」と訊かれたとき、「ジャズとかロックとか演歌です」とかお手軽に答えられて便利だから、それはそれで無意味とは言わない。でも、自分の中では「ジャンル分けの意義」なんてその程度でしかない。

でも、世の中にはものごと全てジャンル分けされ、名称が付いてないと納得しないヒトタチも少なからずいるわけで、例えば我々の演奏をYOU TUBEで見せ(聴かせ)ると、「これは何て音楽? ジャズ? ポップス?」などと訊かれることもよくある。こういう質問には何て答えたら良いのかいまだにわからないでいる。



ジャンルとか形式にこだわる…という話題になると、以前、テレビで音楽通とされている人気タレントが「マツケンサンバ」はサンバじゃない…って言ってたのを思い出す。冒頭の歌詞が「♪叩けボンゴ 響けサンバ…」ってなってるらしいのだけど、その人気タレントが言うには「サンバではボンゴを使わない」んだそうだ。だからアレは、サンバじゃない。

笑える。生活の中にサンバが根付いているリオっ子たちが「あ、これはボンゴだからカーニバルで叩いたらアカンやろ」とは思わないよねぇ(笑)

コレはこうでなくちゃいけない的な発想って日本人の特質なんだろうか。音楽に「こだわり」は必要だけど、こだわる対象を間違えると何だかトンチンカンなことになる。ジャンルとか形式にこだわるあまり、自らそれにがんじがらめにされて不自由極まりない音を出すようなことにならないよう気をつけなきゃ、な。 (知)



8/26 荻窪アルカフェにて演奏♪ http://youtu.be/Og0oAVLYjXI
やっぱり・・・ジャンル不明( ̄▽ ̄;)