そして、さらに気付けば、ライブとかパーティーとかボランティアとかでひとさまの前で演奏させて頂く機会が年末までに５回もあるぢゃないか問題も勃発です…
昨日、穏やかな日曜日の昼下がりにこのことに気づき、慌てた私がまず何をしたかというと、ずっと気になっている楽器たちのわずかな違和感を解決しとかなきゃいかん！ と、調整の予約を取り、本日、いつもお世話になっているヨコハマの匠を訪ねたのでした。
サックスという楽器は、同じカナモノでもトランペットやトロンボーンなどと違って、たくさんのキー穴を開けたりふさいだりする関係上、嫌になるくらいたくさんのバネやクッション類、同じくおびただしい数のキーやその関節が複雑に連携し合って動いてます。ので、これを始終カチャカチャ動かしていると、少しずつつ狂いが生じたり、空気が漏れたりしてくるので、壊れてなくてもこれらのバランス調整をしてやる必要がある面倒くさくも繊細な楽器なのですね。
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ヨコハマの匠とは、俗に言うリペアマンですが、４年ほど前からお世話になっている人で、当時私がヤフオクで手に入れた瀕死のテナーサックスを蘇らせてくれたスゴ腕の職人です。そのワケありのテナーサックスは「天然水のペットボトル6本入りダンボール四段重ね貼り合わせ」という荒ワザで自作された箱に梱包されて私の手元に送られてきました。
私は、このマトモに音の出ないおフランス製の古いテナーを、都内でそこそこ有名なリペアマンのもとに持ち込みました。しかし残念なことに、部品も消耗品も規格外のこのテナーは、最終的にはサジを投げられてしまい途方に暮れていたところ、某若手テナー奏者が「ヨコハマにスゴい人がいます」と、この人を紹介してくれたのでした。
うーん…リペアマンというと“修理屋さん”的な響きがあって、この人にはそぐわないかもです。彼は自分が調整した楽器をけっして自分では試奏しません。理由は「無意識のうちに自分好みの調整をしてしまうから」だそうです。あくまでもオーナーが吹きやすく、好みの音が出せるよう調整する…ここが、彼がただの優れた修理屋さんではないと思う所以です。
目の前でみるみるうちに私のテナーはバラバラにされ、テキパキと処置が施され、組み上げられ…小一時間で見違えるような楽器に生まれ変わりました（見た目は同じです。キーの動きと音の出しやすさが、それは、もう(^o^)♫）。ちなみに現在のmyテナーは、前のフランス娘よりさらに古いアメリカー（なぜか沖縄風）の貴婦人で、古すぎてネジが回らなかったり、このバネ折ったら替えがない…という爆弾抱えたレディですが、それでも彼のgod handにより、また磨きがかかりました。
調整後の楽器には、新品の楽器を手にしたときのようなワクワクがあります。ああ、これでまた素敵な時間が過ごせる…。前述のような、あまりメンテナンスを必要としない楽器を羨ましく思うこともありますが、考えてみればこのシアワセ感は“要メンテ楽器”ならではなのです。
そんなわけで、誠に勝手ながら、残された2014年も全開で楽しませていただきます。
ライブ、やります。
ぜひぜひ〜♫（知）
【at! ワンマンライブ！＠銀座 ART FOR THOUGHT】
2014年12月13日（土）銀座ART FOR THOUGHT東京都中央区銀座8-10-4 和孝銀座8丁目ビル1F03-6228-5922http://artforthought.jp/open 19:001st. stage 19:30-20:002nd stage 20:20-20:50チャージ：1,000円＋オーダー
今年最後のワンマンライブをいつものアート・フォー・ソートで。
美味しい料理とお酒を用意してお待ちしてます！
【Les Noyés＋at !＠神田 SECOND STEP】
2014年12月17日（水）Live&Bar SECOND STEP（淡路町駅から徒歩2分）〒101-0053東京都千代田区神田美土代町11-2 第１東英ビルB1
Tel:03-5577-4334
http://www.secondstep.jp/
Nov（吉田ノヴ g&vo）＋mico (諸星公子 vo）のDUOユニット、Les Noyés (溺れる人たち）とat！のジョイントライブです。お見逃しなく！
1st. stage 19:30-2nd stage 21:00-
チャージ：無料／投げ銭 (飲食オーダーのみ)
【小泉健一個展＆ライブ「白と黒の肖像画」＠シャンスレスポンス】
2014年12月21日（日）シャンスレスポンスLLC/プティ・プワソンNPO
文京区根津1-1-11千代田ビル301 tel 03-3827-3620
ボサノバの貴公子：小泉健一の個展＆ライブにat！が乱入します。
詳細は追ってお知らせ致します。
